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今どきの労働問題に見えるブラック企業の兆候

世の中でブラック企業が大きく取り上げられるようになったのは、2009年頃と言われています。リーマン・ショックが大きなきっかけだったようです。

当初は、新卒正社員の使い捨て問題として大々的に取り上げられましたが、現在では、その意味する範囲が更に広がっているようです。

逆に「ブラック企業」という言葉の意味が薄まってしまい、そもそも何が問題なのかが分かりにくくなっているとも感じます。

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職場での今どきのいじめ事情

民事上の労働相談で、近年、最も多いのが「いじめ・嫌がらせ」です(参考:「今どきの労働問題に見えるブラック企業の兆候」)。

件数は、この10年で倍以上に増加しており、特に若い人たちの「いじめ・嫌がらせ」に対する認識の変化が感じられます。

以前までは、何となく「教育の一環」と位置付けられてきたような厳しめの対応が、若い人には「いじめ・嫌がらせ」に感じられるということではないかと思います(参考:「警告:これって社員いじめになりますよ!」)。

「若い者は弱くなった」と言い捨てるのは簡単ですが、改めて考えてみると、「教育」と称して、部下たちに対して、十分に仕組み化せずに安易な方法で強いてきたことの付けが、今頃になって回ってきたとも言えるのではないでしょうか。

そもそも、若い人たちは、どのようなことを「いじめ・嫌がらせ」ととらえているのでしょうか?

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警告:これって社員いじめになりますよ!

「いじめ・嫌がらせ」に関する労働相談は、この10年で倍以上に増加しています(参考:「今どきの労働問題に見えるブラック企業の兆候」)。

いじめる人が増えたというより、「いじめ・嫌がらせ」に対する認識が変わってきたと捉えるべきではないかと思います。

特に若い人の捉え方が変わってきたように感じます。それは、

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労働問題が起きやすい理由

厚生労働省が全国に設置している総合労働相談コーナーに寄せれる相談は、毎年100万件を超えています。

うち半数近くが、法違反の疑いや労使トラブルに発展していると想定されます(参考記事:「今どきの労働問題に見えるブラック企業の兆候」)。

労働問題が起きやすいのには理由があります。

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ブラック企業とは何か?

ブラック企業とは、法律を守る意思がなく、違法もしくはそれに近い状態を放置している企業のことです。

また、パワーハラスメントなどの手段を用いて、その状態を社員に強いている企業です。

意図的に法律を守らないところが、単なる法違反企業との違いです。

当初は、新卒正社員の使い捨てで問題視されましたが、現在では、新卒正社員に限らない問題として広がっています。

特に、昨今の人手不足を反映して、違法で過酷な勤務状態を強いながら、脅しやパワハラによって「辞めさせない」状態に追い込んでいるところに特徴があります。

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